葉酸ってなに?

最近、葉酸という成分が話題です。進んで摂取したこともないですし、あまり身近ではない成分ですが、一体どのようなものなのでしょうか?

葉酸とは、お腹の中の赤ちゃんに大きな影響を与えるものなのです。妊娠初期に起こる、細胞分裂時には葉酸がDNAなどの合成に重要な働きをします。
妊娠初期の赤ちゃんは、まず脳や脊髄の基になる神経管という環状構造物が形成されます。このときに多くの葉酸が必要となり、万が一葉酸が足りていないと先天異常の可能性が高くなるといわれています。
しかし最近の研究では、十分な葉酸を摂取することによってこのような異常を避けることが出来る可能性があると報告されているのです。

この大事な時期は、お母さんは栄養摂取面に特に気を付けたいのは山々ですが、お母さん自身が妊娠に気付いていないこともありますし、つわりで中々思うように食事がとれないという状況もあり得ます。しかし、お腹の赤ちゃんはたくさんの葉酸を必要としているのです。
成人の場合は一般的な食事を摂っていれば、葉酸が不足することはないといわれていますが、妊婦の場合はそうはいきません。特に妊娠初期の赤ちゃんにはたくさんの葉酸が必要なので、妊娠中の葉酸は不足しがちになってしまいます。赤ちゃんの成長に必要不可欠な成分であるにも関わらず、不足しがちなのが葉酸なのです。

コラム

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